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超加工食品(UPF)とは?NOVAスコア分類とがん・肥満・うつへのリスク

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コンビニのお弁当、袋菓子、ソーセージ、カップ麺——これらには「超加工食品(UPF:Ultra-Processed Food)」という共通点があります。2025年にThe Lancet誌に掲載された三部作の研究では、超加工食品の摂取増加が大腸がんリスクを最大44%高め、うつ病・肥満・心血管疾患とも強い関連があることが示されました。

「加工食品と何が違うの?」「どの食品が対象なの?」という疑問に答えるため、この記事ではNOVAスコア(食品加工度分類システム)と最新の健康リスク研究をわかりやすく解説します。

超加工食品とは?NOVAスコアで理解する

NOVAスコアはブラジル・サンパウロ大学のモンテイロ教授らが開発した食品分類システムです。食品を「加工の程度」によって4グループに分類します。

NOVAグループ特徴代表的な食品
グループ1(未加工・最小加工)自然のまま or 最小限の処理野菜・果物・生肉・卵・豆類・米・牛乳
グループ2(加工食品材料)料理に使う基本素材砂糖・塩・油脂・酢・でんぷん・ハチミツ
グループ3(加工食品)G1+G2で作った保存食品缶詰野菜・漬物・チーズ・ハム・燻製肉・パン(手作り系)
グループ4(超加工食品)工業的製造・食品添加物多用カップ麺・袋菓子・ソーセージ・ファストフード・市販の菓子パン・コーラ・エナジードリンク

グループ4(超加工食品)の特徴は「自然食材がほとんど認識できない」「乳化剤・着色料・甘味料・香料・増粘剤など5種類以上の食品添加物を含む」「工業的なプロセスで製造される」という点です。

最新研究が示す超加工食品の健康リスク

2025年のLancet三部作は、100万人超を対象にした大規模コホート研究をまとめたものです。主な知見は以下の通りです。

  • 大腸がんリスク:超加工食品から摂るエネルギー割合が10%増えるごとに大腸がんリスクが約11%上昇(最高摂取グループで44%増)
  • うつ病リスク:超加工食品の高摂取で抑うつ症状が22%増加(特に人工甘味料入り飲料との関連が強い)
  • 肥満・メタボ:腸内フローラの多様性低下→短鎖脂肪酸産生減少→腸バリア破綻→エンドトキシン血症→慢性炎症→肥満悪化のカスケード
  • 全死亡リスク:超加工食品から摂るエネルギー割合が10%増えるごとに全死亡リスクが14%増加
  • 認知症リスク:超加工食品高摂取グループで認知症リスクが25%増加(特に砂糖入り飲料との関連)

超加工食品が腸内環境を破壊するメカニズム

超加工食品が健康を害する主な経路は「腸内フローラの破壊」です。乳化剤(カルボキシメチルセルロース・ポリソルベート80)は腸上皮を保護する粘液層を薄くし、腸内細菌の種類を減らします。人工甘味料(スクラロース・アセスルファムK)も腸内細菌のバランスを崩すことが実験で示されています。

その結果、短鎖脂肪酸(酪酸など)の産生が減少→腸バリア機能が低下→LPS(細菌の毒素)が血流に入る「リーキーガット」状態になり、全身性の慢性炎症が始まります。この炎症が肥満・うつ・がん・心疾患の共通の根本原因となっています。

超加工食品を減らすための具体的な代替食品

やめたい超加工食品置き換える自然食品主なメリット
袋菓子(スナック)くるみ・アーモンド・ドライフルーツ食物繊維・ポリフェノール・健康的な脂質
コーラ・ジュース飲料緑茶・ほうじ茶・水・無糖炭酸水カテキン・抗酸化・糖質ゼロ
カップ麺・インスタント麺十割そば・発芽玄米・雑穀ごはん食物繊維・低GI・腸活
ソーセージ・ウインナー豆腐・卵・鮭・鶏むね肉添加物ゼロ・タンパク源
市販の菓子パン全粒粉パン・無添加ライ麦パン食物繊維・低GI・腸活
マーガリン無塩バター・オリーブオイルトランス脂肪酸ゼロ

まとめ:今日から超加工食品を減らす3ステップ

①まず「成分表示を見る習慣」をつける。添加物の種類が5つ以上なら超加工食品と判断。②一度に全部やめようとせず、1週間1品ずつ自然食品に置き換える。③おやつをナッツ・果物・ヨーグルトに変えることから始めると続けやすい。

超加工食品を完全にゼロにする必要はありませんが、エネルギーの20%以下に抑えることが研究で推奨されています。食卓の「超加工食品の割合」を意識することが、長期的な健康維持の第一歩です。食事改善は主治医・栄養士にも相談されることをおすすめします。

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