「奇跡の木(Miracle Tree)」とも呼ばれるモリンガ(Moringa oleifera)。インド・アフリカ・東南アジアに自生するこの植物は、葉にビタミン・ミネラル・アミノ酸・抗酸化物質が驚くほど凝縮されており、WHO(世界保健機関)も栄養補助食品として推奨してきた実績があります。今回はモリンガの栄養プロフィールからサプリの選び方まで詳しくご紹介します。
モリンガの驚くべき栄養成分
| 栄養素 | モリンガ乾燥葉粉末(100gあたり) | 比較食品 |
|---|---|---|
| ビタミンA | 18,900μgRAE | にんじんの約4倍 |
| カルシウム | 約2,000mg | 牛乳の約17倍 |
| 鉄分 | 約28mg | ほうれん草の約3倍 |
| タンパク質 | 約27g | 卵の約2倍 |
| カリウム | 約1,324mg | バナナの約3倍 |
| ビタミンC | 約220mg | オレンジの約7倍 |
※上記数値は乾燥葉粉末100gあたりのものです。1日の摂取量(5〜10g程度)ではこれより少なくなりますが、多種の栄養素を一度に補給できる点がモリンガの大きな特徴です。
モリンガの注目成分|イソチオシアン酸とクロロゲン酸
モリンガにはビタミン・ミネラル以外にも、機能性成分としてモリンガイソチオシアン酸(MIC)とクロロゲン酸などのポリフェノールが含まれています。MICはブロッコリーのスルフォラファンと同様のイソチオシアン酸化合物で、Nrf2経路を活性化して体内の抗酸化酵素産生をサポートする可能性が研究されています。また、モリンガに含まれるクロロゲン酸は血糖値管理に関連する研究も進んでいます。
モリンガサプリの選び方
原産地と製法:モリンガの産地(インド・フィリピン・アフリカなど)によって成分プロフィールに多少の違いがあります。低温乾燥製法(フリーズドライや低温乾燥)は熱に弱いビタミンCなどの損失を最小限に抑えられます。
農薬・重金属検査の有無:モリンガは土壌の成分を吸収しやすい植物のため、重金属や農薬の含有を確認した製品を選ぶことが大切です。第三者機関の検査証明を確認しましょう。
粉末か錠剤か:粉末タイプはスムージー・スープなどに混ぜて使えますが、独特の草っぽい風味があります。錠剤・カプセルタイプは風味が気にならず飲みやすいですが、1日の摂取量がやや少なくなりがちです。
注意事項
モリンガは一般的に安全な食品ですが、モリンガの種・根・樹皮の抽出物は毒性が報告されているため、必ず「葉(リーフ)」部分を使用した製品を選んでください。血糖降下薬・血圧降下薬との相互作用の可能性もあるため、薬を服用中の方は医師に相談のうえ使用してください。妊娠中は摂取を控えることをお勧めします。


コメント