「塩は全部同じ」と思っていませんか?実は、精製塩と天然塩では成分・ミネラル含量・体への影響が大きく異なります。
私たちが日々使う「塩」の選択は、長期的な健康に影響を与える可能性があります。特に高血圧・むくみ・骨密度が気になる40代以降の方は、塩の種類を見直してみる価値があります。
塩の種類と特徴の比較
| 種類 | 製造方法 | ナトリウム含量 | ミネラル | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 精製塩(食卓塩) | イオン交換膜法・高精製 | 99%以上 | ほぼゼロ | 安価・さらさら・クセなし |
| 天然塩(海塩) | 海水を蒸発・平釜炊き | 80〜95% | マグネシウム・カリウムなど | まろやか・うまみあり |
| 岩塩 | 古代海が陸地化した鉱床から採掘 | 98〜99% | 少量のミネラル | 産地により味が異なる |
| ヒマラヤ岩塩(ピンク) | パキスタンの岩塩鉱山から採掘 | 97〜98% | 84種類のミネラル(微量) | 鉄分でピンク色・話題性 |
| 低ナトリウム塩 | ナトリウムの一部をカリウムに置換 | 50〜70% | カリウム豊富 | 高血圧・腎臓病向けに注意あり |
精製塩が問題視される理由
精製塩は純粋なNaCl(塩化ナトリウム)がほぼ100%で、天然の塩が本来持つマグネシウム・カリウム・カルシウムなどのミネラルが除去されています。
問題のポイント:
- マグネシウムとカリウムは、ナトリウムの体内バランスを調整する役割を担う。天然塩にはこれらが含まれているが精製塩にはない
- 天然の海水や岩塩には、ナトリウムの吸収を緩やかにするミネラルが共存している
- ラットを使った研究では、精製塩を与えた群より天然塩を与えた群の方が血圧上昇が抑えられたという結果もある
ヒマラヤ岩塩の「84種のミネラル」は本当?
84種類のミネラルが含まれているという宣伝は事実ですが、含有量は非常に微量です。1日の使用量(5g程度)で補給できる各ミネラル量は、食事から摂れる量に比べて無視できるほど少ないです。
ただし、精製塩と比べると「より自然な状態に近い」という意味での優位性はあります。
体に良い塩の選び方
- 天然塩・平釜塩を選ぶ:成分表示で「マグネシウム・カリウム含有」のものを
- 精製塩(食卓塩)は避ける:日常使いを天然塩に変えるだけで差が生まれる
- 量を意識する:どんな塩でも摂りすぎはNG。1日目標は6g未満
- カリウムを一緒に摂る:野菜・果物・豆類に豊富なカリウムがナトリウムの排出を促進


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