「加工食品は体に悪い」とは聞いたことがあっても、具体的にどんな成分が問題なのかを理解している人は少ないでしょう。本記事では、日常的によく食べる加工食品に含まれる主な添加物と、その健康への影響を一覧で解説します。
食品のNOVA分類で理解する加工度
食品の加工度を4段階に分類する「NOVA分類」は、栄養疫学研究で広く使われています。
| グループ | 定義 | 例 |
|---|---|---|
| グループ1 | 未加工・最低限加工食品 | 生野菜、果物、卵、肉、魚 |
| グループ2 | 加工料理素材 | 植物油、バター、砂糖、塩 |
| グループ3 | 加工食品 | 缶詰、チーズ、燻製肉、漬物 |
| グループ4 | 超加工食品 | インスタント麺、菓子、清涼飲料水、ファストフード |
問題なのは特にグループ4の「超加工食品」です。複数の研究が、超加工食品の摂取割合が高いほど、がん・心臓病・糖尿病・うつ病・認知症のリスクが高まることを示しています。
要注意な添加物30選
保存料(6種)
- ソルビン酸K(漬物、チーズ、ハム):亜硝酸塩との反応で発がん物質生成リスク
- 亜硝酸Na(ハム、ソーセージ、明太子):ニトロソアミン生成・発がん性
- 安息香酸Na(清涼飲料水):ビタミンCとの反応でベンゼン生成
- プロピオン酸(パン、洋菓子):腸内細菌への影響
- しらこたん白(水産加工品):アレルギーリスク
- ポリリジン(おにぎり、弁当):腸内細菌への影響
甘味料(6種)
- アスパルテーム(ダイエット食品、ガム):WHO発がん性2B類
- スクラロース(飲料、菓子):加熱で有害物質生成
- アセスルファムK(飲料、菓子):発がんリスク動物実験で示唆
- サッカリンNa(漬物、清涼飲料水):膀胱がんリスク(動物実験)
- 果糖ぶどう糖液糖(飲料、菓子):肥満・脂肪肝促進
- ネオテーム(ガム、飲料):腸内細菌への毒性懸念
着色料(6種)
- 赤色2号(菓子):米国で使用禁止
- 赤色40号(菓子、飲料):ADHD様症状との関連
- 黄色4号(菓子、漬物):EUで警告表示義務
- 黄色5号(菓子、飲料):EUで警告表示義務
- カラメル色素III・IV(コーラ、醤油):4-MEI(発がん性物質)含有
- コチニール(ジュース、菓子):アナフィラキシーリスク
乳化剤・増粘剤(6種)
- ポリソルベート80(アイスクリーム):腸内細菌破壊・慢性炎症
- カルボキシメチルセルロース(アイスクリーム):腸粘膜への影響
- カラギナン(乳製品、ゼリー):腸炎誘発リスク
- グリセリン脂肪酸エステル(パン、ケーキ):腸内環境への影響
- 修飾デンプン(レトルト食品):消化酵素を阻害する可能性
- キサンタンガム(ドレッシング):一部の人でアレルギー反応
その他(6種)
- リン酸塩(ポリリン酸Na等)(ハム、チーズ):カルシウム吸収阻害・腎臓負担
- 亜硫酸塩(ワイン、ドライフルーツ):アレルギー・喘息誘発
- TBHQ(酸化防止剤)(スナック菓子の油):動物実験で発がん性
- BHA・BHT(酸化防止剤)(油脂食品):内分泌かく乱・発がんリスク
- 臭素酸カリウム(一部のパン):発がん性・日本でも条件付き使用
- MSG(グルタミン酸Na)(ほぼ全加工食品):過剰摂取で頭痛・肥満リスク
食品表示の正しい読み方
食品添加物は原材料名の中に「/」の後に記載されるか、用途名と物質名を組み合わせて記載されます。例:「保存料(ソルビン酸K)、着色料(赤色40号)、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)」
表示の前半(/より前)が原材料、後半(/より後)が添加物です。添加物の種類が多いほど、加工度が高い食品です。
まとめ
加工食品には多くの添加物が含まれていますが、すべてが同じリスクレベルというわけではありません。特に保存料(亜硝酸塩)、一部の甘味料(アスパルテーム)、特定の着色料(タール色素)、乳化剤(ポリソルベート80・カラギナン)については、摂取を控えることをおすすめします。食品表示を読む習慣をつけ、できるだけ加工度の低い食品を選ぶことが、長期的な健康維持の基本です。


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